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Yasuhiko Matsuno Part-2 | deliciousTIME.NET/デリシャスタイム
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Yasuhiko Matsuno Part-2

◆もっとも辛く、悲しい瞬間。それは「蜂の逃避行」

気まぐれな日本蜜蜂はある日突然、集団で逃避行する。

「次々と巣から飛び立っていくんですよ。バーっと、こう、空が黒くなっていく。その黒い塊が遠く離れていき、見えなくなる。それは悲しいですよ。もっとも辛い瞬間です。どこにいくのだろう、いったい何が悪かったのか…、空を見上げながらずっと考え込んでしまいますよ」

まるで自分のもとを去った愛しい女性を思い出すかのように、松野はそういった。

生来の気まぐれな気質とはいえ、蜂には蜂なりの理由があって逃げていったのだろう。松野は諦めない。一度や二度、いや三度、四度と逃げられても、諦めないところがこのオヤジの凄いところ。失敗するたびにその原因を考えて、経験値を積み上げる。そして次のシーズンに向けて準備に取り組む。

◆町田ゼルビアの“蜂友”とともに

何ごとも諦めないマインドをもつ松野には、養蜂以外にも情熱を傾けていることがある。彼は地元サッカーチーム「FC町田ゼルビア」の熱烈なサポ―ターなのだ。知り合いに誘われて町田市立陸上競技場で初観戦したのが2011年12月の対「カマタマーレ讃岐」戦。シーズン最終節となるその試合で勝利した町田ゼルビアは、念願のJ2昇格を決めた。その劇的な場面に居合わせた松野はサッカーの魅力に取り憑かれ、スタジアムに通い始めるようになった。それは、彼が養蜂に夢中になり始めた時期とちょうど重なる。

スタジアムに通っているうちに、町田ゼルビア創設者である重田貞夫(故人)の妻、重田和恵、同じく創設者であり現在相談役を務めている守屋 実と知り合いになった。もともと自然相手の作業が好きな守屋は、松野が挑戦している養蜂に興味を示した。守屋、重田とは自宅が近かったこともあり、以後、意気投合して養蜂仲間として付き合い、協力し合うようになった。

◆養蜂の醍醐味! チャンスを逃さず連携プレーで蜂を捕獲

寒い冬が終わり、春が訪れる。町田の山里も新芽が息吹き、野草の花が咲く。桜前線の北上とともに、日本蜜蜂の世界では新女王蜂が各地各巣に誕生する。旧女王蜂は新女王に巣を明け渡し、新しい巣にお引っ越しをする。その引っ越し集団が「分蜂群」だ。その群れをタイミングよく見つけて捕獲し、新たな巣箱に根付かせることが、養蜂の醍醐味であり、一番難しいところ。

松野は守屋、重田とタッグを組み、分蜂の時期を見逃さないために交代で巣箱を監視した。「分蜂が始まるサイン」をキャッチしたらすぐに仲間に連絡し、その捕獲に挑む。町田ゼルビアのアウェイの試合観戦で地方に滞在しているときも、分蜂の連絡が入ると飛んで帰ったという。養蜂もサッカーと同じ。瞬時の連携プレーが大事なのだ。チャンスを逃したらそこで終わる。「町田蜂友会」と名付けられた松野、守屋、重田のチームは、経験値も高く、戦術に長けている。夏は日陰をつくってやり、秋は天敵のスズメバチを虫取り網で捕らえ、冬は寒気が入るのを防ぐ。蜂の目視線で環境を整えてあげることが逃去の頻度を減らす極意。松野の愛情と仲間の協力もあり、現在では10群ほどの巣箱を備えられるようになった。

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